発酵そばの芽製造見学 富士山麓の豊かな自然に囲まれたそばの芽ぐみ工場



2017年5月26日。今回は、発酵そばの芽サプリメント「そばの芽ぐみFBP-100」のメーカーである株式会社不二工芸製作所に行ってきました。静岡県富士宮市、富士山がすぐ近くに見えるところに本社と工場があります。バイオ事業部研究室の研究員でいらっしゃる前島さんと渡邉専務に工場をご案内していただきました。



大きなハウスの中はまさに植物工場といった感じで、自動で苗に水をやる装置があり、その下にそばの芽が敷き詰められていました。栽培されているそばは、お蕎麦として食べるために育てるものとは別の品種で、サプリメントに適した栄養価の高い品種だそうです。そばの種は、まず暗室で4日ほど発芽させ、その後日光の下で10日ぐらい成長させて収穫します。写真に撮らせてもらったのは、暗室で発芽中の種と、あと数日で収穫という頃のそばの芽です。茎が赤いのが特徴で、いわゆるフィトケミカルがこの中にたくさん含まれています。





収穫した後は、同じ工場の中で工業用のミキサーにかけ、抽出液を作ります。その抽出液に2種類の乳酸菌を入れて、1週間かけて乳酸発酵させます。3月に発酵させた抽出液を冷凍保存したものが工場にあり、試飲させていただきました。乳酸発酵しているので、お漬物のような酸っぱさと、野菜のほろ苦さがあり、なかなか面白い風味でした。



発酵が完了した抽出液をカプセルにしたのが発酵そばの芽「そばの芽ぐみFBP-100」です。カプセル化は同じ静岡県の提携工場で行われ、そのカプセルが不二工芸製作所本社の工場に戻ってきてボトルに充填されます。栽培から最終製品化まで全て静岡県で行われているわけです。「そばの芽ぐみFBP-100」が作られる工場は、全てGMPという厳しい基準に準拠した清潔な工場です。不二工芸製作所では、「そばの芽ぐみFBP-100」以外にも多くの会社の医薬品やサプリメントの充填・包装を受託していて、在籍している80名の方々の中には、障害者の方もたくさんいらっしゃるとのことでした。地元の雇用を作り、富士山の名水で育てた高付加価値商品をmade in 静岡で全国に届ける、素晴らしい会社でした。



最後に渡邉専務と会議室で打ち合わせ。今年から来年にかけては、臨床研究実績で全国トップクラスに入る静岡県立大学で、発酵そばの芽の臨床研究を実施されるそうです。結果が出るのが非常に楽しみです。北海道名菓、マルセイバターサンドをお渡し、工場を後にしました。不二工芸製作所の皆さん、ありがとうございました。


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